田をうるおし、暮らしをうるおす水神とされた龍。鯉が滝を登って龍になるというのは立身出世の登龍門伝説です。青龍は、太陽の昇る方角であり春を象徴する、東方を守護する瑞獣であり、人々の成長を見守る龍神様です。吉祥紋の龍丸を模したこの「吉祥辰」。くるりと丸くなり、今にも上向きに飛び出していきそうです。仲睦まじく円満に。丸くなった龍に和合円満の願いを込めました。
災いを遠ざけるように、きらりと光る目で睨みをきかせています。
宝珠の代わりに龍が握っているのは、金色の鈴です。鈴は魔除けの鳴り物であり、その音色は神へ捧げる神聖なものとされています。
幸運を呼び込む晴々しさをまとった龍の姿は、一つひとつ和紙を貼り合わせる繊細な手作業で作られています。
単体でも飾ることができますが、「黒塗り台 小」や「ちぎり絵 屏風 瑞雲」と合わせれば、より華やかにお正月やお祝いの場面を引き立ててくれます。
サイズ:幅8.5cm 奥行き6.0cm 高さ12.5cm
日本製